パソコン検定が随時試験としてパソコン教室で受けられるようになる

日本の検定試験は紙による試験がほとんど

現在の日本では、検定試験や資格試験は、昔ながらの紙による実施が9割を占めています。海外ではパソコンを使っていつでも受験できる仕組み(CBT:Computer Based Training コンピュータを利用して学習を支援するシステム)が主流ですが、日本ではまだまだですね。

パソコン教室ではマイクロソフト社のワードやエクセルなどのOfficeに関する世界標準資格「MOS:Microsoft Office Specialist ワード・エクセル・パワーポイントのスキル認定資格」のCBTでの試験を行っている教室があります。

今までのパソコン検定

現在実施されているパソコン検定は、「パソコン検定試験(P検:ICTプロフィシエンシー検定試験)」というものがあります。

実際、P検はとても簡単に取得できますが、知名度が無いのと、検定内容がとても広く浅くとなっているため就職などに有利というわけでもなく、試験自体の実施が少ないです。

現在のところ、パソコンを習得した証明になる検定はパソコン初級では該当するものがなく、中級レベルのMOSを受験するしかないのが現状です。

日本教育一般財団法人がパソコン検定を策定中!

パソコン学習を始めようとしているシニア層やキッズ層、学生層にとって、社会的に認められている資格試験があれば学習意欲が沸きます。

しかし実質的にP検しかないパソコン初級レベルの資格試験では受験意欲が沸かず、MOS試験まで待たなくてはならないのが現状でした。特にキッズ層ではパソコン学習への意欲を高めるために資格試験は重要です。

ところが今年、パソコン教室インストラクターを束ねる団体「日本教育一般財団法人」がパソコン検定の制定を進めていることがわかりました。

日本中のインストラクターを集めて、より良いパソコン教育のためにパソコン検定を立ち上げて、日本のPC化IT化を促進するとのことです。

パソコン検定の新設により期待できるもの

小学生や中学生などでは、漢字検定や数学検定や英検など、級数に限らず合格することで学習意欲を高めることができると証明されています。

学んだことや覚えたことを証明できる形にすることでやる気を見出すことができるため、各種検定の意義はあると考えられています。

日本の今後のIT化では、世界での競争力を高めることが必須になっています。パソコンを使える社会人がスマホなどの影響で少しづつ減っている現在、プログラミングなどのスキルの向上や人材育成の土台となるキッズや学生層でのPC教育では、パソコン検定の新設は重要な役割を担うでしょう。

日本教育一般財団法人の今後の活動に期待できます。

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msn編集部(毎日スクールニュース)
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