コロナ禍でのパソコン教室の選び方

コロナ禍でも安全に通えるパソコン教室とは

新型コロナウィルスの感染者が増え続けています。この状況でパソコン教室に通うのをためらっている方も多いのではないでしょうか。

確かにテキストで自習方式だったり、集合型の授業がメインのパソコン教室では、先生や周りの生徒の距離が近くなってしまうので感染をおそれてしまうのも無理もありません。

しかし、適度に距離を空けていて、動画の授業を利用しているパソコン教室はどうでしょうか？座学の部分は動画になっているため、動画の中の先生は飛沫が飛びません。安心して授業を見ることができます。

質問対応の時の飛沫防止など

動画を見ながらの授業では飛沫がかからないため、感染の可能性はかなり低くなります。但し、わからない箇所があった場合に先生に質問する時はどうでしょうか？

質問対応時は先生はマスクをしているとはいっても距離が近くなり、感染をおそれてしまうかもしれません。

もちろんパソコン教室ではアルコール消毒やマスク装着などで対策はしていますが、新型コロナウィルスの感染を気にする方は多くいるかと思われます。

自宅用学習システムを併用しているパソコン教室

スタディPCネットなど、一部のパソコン教室では、動画教材などを自宅でも利用できるサービスを展開しています。以下のリンクより詳細情報を得ることができます。

自宅用オンデマンド学習システム

このような取り組みは感心できますね。自宅では動画で学習し、質問対応はZOOMなどのリモート対応なら感染の心配はありません。

コロナ禍であってもパソコンへの学習意欲は失わずに、ぜひ検討してみてください。

コロナ禍で危険なパソコン教室とは

実はコロナ禍でも対策を講じていないパソコン教室も多くあります。例えば集合型の授業で、マスクもせずに大声で授業を行っていたり、デスクやキーボード、マウスなどを消毒していなかったり。

このような教室では新型コロナウィルスの感染が発生してしまう可能性があります。

まずはそれぞれのパソコン教室がどれくらい新型コロナウィルス対策を講じているかを確認した方が良いですね。

自宅用学習システムの利用について

自宅でパソコン教室の教材を使って学習し、リモートで質問対応をしてもらう。このようなオンデマンド学習システムを使っての授業は果たして効果あるのでしょうか。

実は筆者は実際に試してみました。

もちろん教室に通っていないで自宅での学習ですので、パソコン教室の臨場感はありません。ただ、動画で再生されている授業はしっかりしたインストラクターによる生の授業を収録し、画面上でのパソコン操作の動きも完全再現されているので、イヤホンで聴きながらの授業はまるで隣に先生がいるかのよう。

マンツーマンで丁寧に教えてもらっているような感じでまったく問題はありませんでした。

ただわからない箇所があった時は、教室ならすぐ手を挙げて質問できていたと思いますが、自宅用学習システムですと質問箇所はメモしておいて、リモート接続したときにまとめて質問することになります。その都度先生を呼び出すのも気が引けますので。

とは言っても、テキストを見ながらの自習ではなく、実際の先生のパソコン操作を見ながらなので質問がほとんど出ません。リモート接続で先生と話す時は、学習の進め方をアドバイスしてもらったり、作品を見てもらったりすることが多いため、教室に通わなくても不満はありませんでした。

自宅用学習システムは使えるのか

パソコン教室への通学と、自宅用学習システムの併用。これは使えると筆者は判断します。なぜなら、Eラーニングなどを利用した自宅学習は挫折しやすく続かないケースが多いのに対し、パソコン教室は相性が合えばパソコン学習を推進しますが、コロナ禍では先生との対話を必要とする場面以外は自宅で動画教材を利用するのは最適だと思われるからです。

オンライン授業のみのパソコン学習を販売している企業もありますが、集団での授業をオンラインで行うのは大学などでは良いですが、スキルや学習速度がバラバラの集団に対してオンライン授業を行うのは良くありません。ついていけない生徒や、わからないままの生徒。逆に習得済みで飽きてしまう生徒や、休みがちで知らないことだらけで困惑してしまう生徒などに対してまとめて教えるのは熟練した先生でも難しいです。

これからのパソコン教室はどうなるのか

新型コロナウィルス感染症によって、パソコン教室業界も大きく変わりました。自宅学習やリモート接続、オンライン授業などを組み合わせながらの学習も今後必要になっていくと思います。

パソコン教室に行かないからと言っても、パソコンを教えてもらえる人は周りにそうそういません。やはりパソコン教室は無くてはならない存在ですので、様々なパソコン教室側の取り組みは評価できます。これからも進化していくことを要望します。